二剤式の白髪染めを使った場合のダメージ

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Anthony Lee - Jan 01 2020

白髪染めを使った場合のダメージについて

二剤式白髪染めは髪にも頭皮にもダメージを与えます

美容院で白髪染め中、あるいはセルフで染めている最中、かゆみピリッとした刺激を感じたことはありませんか?

もしかすると、それは薬剤によるアレルギーかもしれません。
そのまま使い続けると、髪にも頭皮にも大きなダメージを与えてしまう可能性があるのです。

白髪染めの危険性を知って、頭皮を傷めない、肌に優しいカラーリングへの切り替えを考えましょう 

「ピリッ」「かゆい!」は頭皮トラブルのサイン

二剤式白髪染めを塗って放置している間にかゆみや痛み、腫れ、違和感などが起こった場合、頭皮は皮膚炎を起こしていると考えられます。

皮膚炎の種類


皮膚炎には「刺激性接触皮膚炎」と「アレルギー性皮膚炎」があります。
刺激性接触皮膚炎は、触れた物質そのものが刺激を持っていたり、刺激物でなくても何度も触れることによって刺激となるために起こります。

例えばうるしや漂白剤などに触れて炎症や水膨れができたり、身体にフィットした服を着続けて肌が炎症を起こす、といった例です。

それに対し、アレルギー性皮膚炎は身の回りのものすべてが原因物質となりますが、誰もが発症する訳ではなく、その物質に対して免疫システムが反応してしまう人だけに起こります。

金属や植物に触れて炎症や湿疹などを起こすのがその例です。 


二剤式白髪染めで起こる皮膚炎
二剤式白髪染めは、一剤がアルカリ剤、二剤が過酸化水素と酸化染毛剤です。
このうちアルカリ剤と過酸化水素(酸素系漂白剤)はタンパク質を変質させる性質を持っているため、頭皮につくと刺激性接触皮膚炎を起こす可能性があります。

また、髪の毛はケラチンというタンパク質が主成分なので、繰り返し使用していると表面のキューティクルが剥がれやすくなり、中のケラチンや脂質、水分などが流出して髪がボロボロになってしまいます。

これに対し、アレルギー性皮膚炎を引き起こすとされているのが酸化染毛剤です。

特にパラフェニレンジアミンという、黒褐色に発色する染毛剤はその作用が強く、アレルゲンとなる可能性が高いとして、日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会が「ジャパニーズスタンダードアレルゲン」に認定しています。

また、1980年には表示指定成分(現在の旧表示指定成分)に、現在は毒物及び劇物取締法の劇物に指定されているのです。

「酸化染毛剤」「アレルギー」でネット検索すると、消費者庁を始め多くの自治体や大学医学部がヘアカラーの危険性を訴えていることからも、その恐ろしさがわかりますね。

なお、パラフェニレンジアミン以外にも「~ジアミン」「~フェノール」という名称がついた染毛剤は化学構造が似ているため、同じようにアレルギー性皮膚炎の原因となります。

これらの染毛剤によるアレルギーは「ジアミンアレルギー」と呼ばれています。


頭皮のピリッはアレルギー性皮膚炎の前兆かも

二剤式白髪染めに含まれるアルカリ剤や過酸化水素は刺激性接触皮膚炎を引き起こしますから、もしかしたら頭皮が感じる刺激はそれかもしれません。
しかし、もし酸化染毛剤のほうに反応していた場合、非常に危険なのです。


アレルギー性皮膚炎の症状
二剤式白髪染めやヘアカラーで頭皮や顔、首筋などに違和感や軽い刺激、腫れ、かゆみ、赤みなどのかぶれが出たことはありませんか?

そのまま使い続けたり、症状がおさまったからとまた使い始めたりすると、症状が悪化し頭皮だけでなく顔や首、手、胸、背中などにも広がってくることがあります。

それが酸化染毛剤によるアレルギー性皮膚炎で、まれにアナフィラキシーショックで呼吸困難や血圧低下などを引き起こし、最悪の場合死亡する可能性もあります。
 
また、一度アレルギー反応が出てしまうと使用を止めても抗体は消えないため、一生二剤式白髪染めやヘアカラーは使用できません。

白髪染めのパッケージに必ず「これまでに一度でもかぶれた方は、以後絶対にヘアカラーを使用しないでください」と書かれているのは、発症する確率はそれほど高くないとはいえ、ゼロではないということをヘアカラー業界が認めているということなのです。

初めて染めたのに頭皮トラブルが起きることも
中には、初めての白髪染めやヘアカラーでアレルギーが出てしまう人がいます。

これは、パラフェニレンジアミンには似た化学構造を持ったものにもアレルギー反応が出てしまう「交差反応」があるからです。

パラフェニレンジアミンの場合、衣類の染料や化粧品に使われるあるタール色素、ゴムの劣化防止剤、歯の治療用麻酔薬などと交差反応を起こします。

そのため、すでにそれらによって体内に抗体が出来ている場合、初めて染めたのにアレルギー性皮膚炎を発症してしまうことがあるのです。

髪と頭皮が痛まない染毛料を使用しましょう
髪を染める成分には「染毛剤」と「染毛料」があります。
染毛剤を含む白髪染めは危険性があるとして、医薬部外品になっています。

それに対し、刺激が少なく安全性が比較的高い染毛料を使用したものは化粧品扱いで、ヘナやカラートリートメント、ヘアマニキュアなどがあります。

特にヘナは天然成分のみで作られており、インドなどでは古くからカラーリングやトリートメント、ボディペイントなどに使われているので、安全性がとても高いといえるでしょう。


参考:
・日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会
  http://www.jsdacd.org/jpn_std_allergen2015.html 
・日本ヘアカラー工業会 https://www.jhcia.org/advice/advice_rash/ 
・労災疾病等医学研究普及サイト 
https://www.research.johas.go.jp/inshi/14.html  

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